PAST LIIV

INDIE MUSIC & YOKOHAMA F'N BAYSTARS

Fuji Rock Festival 2022

3年ぶりのフジロック

よく考えると洋楽のライブ自体、20年2月のjerkcurb以来

正直この2年で洋楽への熱意は大分薄れている

今回もどうしても見たい土曜だけ参加

 

Bloodywood

その2年ぶりに見た最初の海外バンドがインドのデスメタルバンドになるとは

デスメタルといってもミクスチャー寄りな印象

民族性を前面に押し出したインド版ホルモンみたいな感じだった

MCが連帯感とか世界平和とか青臭い話連発で嫌いじゃない

みんな!力を貸してくれ!!!みたいなのライブで聞いた事あったかな?w

 

オレンジレンジ

花→以心伝心→ロコローションで会場大爆発 客のメイン層はほぼ同世代なのか?

そのあと知らない曲数曲やって後半に上海→イケナイ太陽→キリキリで再爆発

大衆に知られた曲いくつあるんだ!

彼らの全盛期ももう15年以上前だし再評価路線でプチブレイクしたりするのかもしれん

マイク3人中二人が黒Tシャツで被ってたことが謎に引っ掛かってる

 

シャーベッツ

浅井健一は変わらず佇まいがクール

いきなりHigh schoolだったので激しい曲で行くのかと思いきや

あとはシャーベッツらしい曲が並んだ

新譜がよかったのにそこからはあまりやらなかったのは残念

欲望の種類は聴きたかった

 

折坂悠太(重奏)

去年コロナを理由に出演を辞退した事

しかし今年は出演することに苦悩しているというMCをしていた

黙って演奏すればいいという声もあるが、

去年声明をだして辞退した以上はここに触れないと嘘だと思う

演奏もよかった、朝顔はライブのほうがずっといい

しかし前述のMCによって辛気臭い空気が出ていたのか、完全に乗ることはできず

いつか憂いがなくなった時にまた見たい

 

Snail Mails

オルタナバンドらしくセッティング段階から本人らでやるスタイル

黒のシンプルなTシャツだったので何かと思ったらOasisLive ForeverのTシャツだった

始まった後もずっとPAに指示してたりなんか納得できない事があったみたいだが、演奏は丁寧だった

そしてギターかき鳴らす系女子の需要は依然として高いことが客入りにも表れていた

 

Grapevine

Snailと丸被りしていたが諦めきれずに足を運んだ結果後半3曲だけ聴けた

フェスではFlyのような曲が抜群に気持ちいい

朝でもいいから緑でやるところが見たい

 

スカパラ

たぶん見たのは初めて

今やテレビ露出も多いのであの有名な人がいるーみたいな感覚

ゲストでハナレグミを呼んでいかれたBaby演奏していた

フィッシュマンズに思い入れはないけどフジの客層にはクリティカルな曲だったように見えた

とかいって他でも普通にやってるか知らんけど

翌日のヘブントリでハナレグミスカパラをバックにやるよと告知

あとで見たらパンパンに客が入ってたので商売がうまい

 

Foals

これの為にチケット買ってきた

20年にやるはずだった単独がキャンセルしていたのでまさしく念願といったところ

もう7枚もアルバムをだしている中でもそれぞれのリードトラックを万遍なく披露

初めは最新アルバムから、最後は最初期の2 stepで締める構成だったが、

一貫して音を重ねすぎない演奏とヤニスのエネルギー全開な歌声があった

Mountain at my gatesなんてドラムがシンプル通り越してスカスカな時間帯があるのにスタジアムロックとして成立させるバランス感覚が凄い

あまりに盛り上げすぎた結果PA卓まで練り歩くヤニスに外人客がセルフィーやろうと乱入

その後彼はどうなったか…

イメージ通りのFoalsを余すところなく堪能した反面、個人で好きな曲はいくつも残っているのでやはり単独が潰れたのは痛かった

 

Jack White

彼は1度ラカンターズのライブで見たが、素晴らしいライブだった

だけどそれはスマホ持ち込み禁止だったり、単独で熱量の高い客だらけの空間も手伝っていたかと記憶している

だから制限のある条件(かつ、本人が嫌いとされる客の撮影にさらされる)の中ではあまり力を発揮しないかもなんて思ったり

 

とんでもない、そんなことは一切関係なかった

演奏歌唱カリスマ全てがずば抜けている

1曲目からワガママ全開な弾きまくりギターヒーローの魅力だけでもやられたが、

歌のパワフルさも同じく際立っていた

新作のハードな曲を続けた後にギターを持ち替えてのフォークライクな曲になった時でも熱は持続していたし、

そのままWhite stripesやDead Whetherの曲に繋げていく構成のニクさ

アンコールでやったSteady as she goes

最後に21世紀最大のアンセムSeven nation armyでは今年これ以上のものは見れない

 

その場で演る曲を決めるなんて話も信じちゃうくらいレベルの高い演奏陣、

客に過剰なレスポンスを求めずひたすら演奏を聴かせてくれたのもありがたい

偉大なアーティスト Jack Whiteにひれ伏した夜

阪神大山のユニを着てインタビュー受けてた事は見なかった事にします